2018年11月25日にNHK-FMで放送された「今日は一日竹内まりや昧」にて、河合奈保子さんから竹内まりや
さんへの40周年祝賀メッセージが、奈保子さんの肉声で紹介されました。

　メディアへの音声の露出は21年ぶりとされます。（97年の第一子出産後の露出から起算してでしょうか）
　休業後の奈保子さんは、メディアに露出しないだけでなくメッセージの発信も殆どなく、メッセージを発表すると
してもテキストのみでした。

　　・2006年　「naboko音」CD化と同時に開設された公式サイトでのメッセージ（後に1回だけ更新）
　　・2014年　竹内まりやさん35周年記念盤「Mariya's Songbook」発売時の特設サイトでのテキストコメント
　　・2018年　西城秀樹さんの訃報に際してのコメント（報道向け）

　それが今回、音声メッセージが放送されるという、歴史的な日となりました。
　ここではそのメッセージを、できるだけニュアンスが伝わるような形でテキストとして記録します。

　一言ずつ、想いを込めるように　ゆっくりと話す奈保子さん。
　全体に人柄がにじみ出るようなメッセージでした。
　冒頭の「申し訳ありません」のくだりは、本当に申し訳なさそうでした。
　声も、ちょっとトーンが低くなったとはいえ「ほとんど変わらぬ声」で、聞いていて感涙でした。


　　　（追記）　奈保子さんとまりやさんの「特別な関係」

　番組の終盤、竹内まりやさんがスタジオ出演されましたが、その中で今回の奈保子さんの音声メッセージが
実現した経緯を語っていました。

　　これまで21年間、様々なオファーを受けていただろうにマスメディアに全く露出しなかった奈保子さん。そこに
ある種の頑なささえ感じてしまうぐらいだったのに、事前収録で音声だけとはいえ全国放送の打診を、逡巡もせ
ず快諾したということに、ちょっと私は驚いてしまいました。こうなるともう、お二人の間には「特別な関係」がある
からとしか説明ができなくなってしまいます。

　振り返ってみると、過去に3回出たテキストコメントも、明らかにオファーを受けて出したと言えるのはまりやさん
へのものだけ。（秀樹さんの訃報に関しては、もしかして取材の接触があったのかもしれませんが・・）
　そして、2008年にまりやさんのブログに掲載された、まりやさんと奈保子さんのツーショット写真。これも当然
奈保子さんの了解を得てのことでしょう。休業後に世に出た写真は、これと「nahoko音」CD化の際のスリーブに
掲載されたもの、そしてFLASHが2010年に豪州で直撃取材したときのものしかありません。


　そうした特別な関係のもとに今回の放送が実現したことはもちろん嬉しいのですが、まりやさんのオファーでな
いと奈保子さんの心が動かないのだとすれば、それはそれで私としては正直に申し上げて少々複雑な心境でも
あります。みなさんはどうお感じになりましたでしょうか。