季節・歳時記を織り込んだ曲

河合奈保子さんはシングルを36枚もリリースしているわけですが、季節や歳時記を織り込んだ曲、というのが ほとんどないんですよね。 　ストレートに季節を織り込んだ曲というと「夏のヒロイン」ぐらいでしょうか。 　他にシングル曲では、「デビュー〜Fly Me To Love」「刹那の夏」が夏の情景、「北駅のソリチュード」 「THROUGH THE WINDOW〜月に降る雪」が冬の情景を歌った曲として思い浮かびますが、それほど季節 との結びつきが強くないように感じます。あくまでも背景ということで。 　そう、秋の情景を歌った曲として「ラヴェンダー・リップス」がありますね。でも個人的にはラヴェンダーというと 夏を連想してしまいます（＾＾； 　ストレートではなくとも季節感を感じさせるものということであれば、 　春・・・「ストロータッチの恋」「微風のメロディー」 　夏・・・「スマイル･フォー･ミー」 　秋（晩秋）・・・「ハーフムーン･セレナーデ」「悲しみのアニバァサリー」 あたりでしょうか。 あと、雨を歌った曲もないですよね〜。 もちろん、B面やアルバムの曲まで対象にすれば該当曲はもっとあるわけですが・・。 　で、何が言いたいかというと、季節や歳時記に結びついたシングル曲がもっとあれば、ラジオなんかで曲が流 れやすくなったんじゃないかなあ、という想いです。あ、もちろん発売当時のことではなく、現在のことです。 　春になれば「なごり雪」（イルカ）、「春なのに」（柏原芳恵）が流れ、夏になると「夏の扉」（松田聖子）が流れ、 9月ともなれば「九月の雨」（太田裕美）が流れ、クリスマスには各種クリスマスソングが流れる、というように、そ の時期その時期で流れる曲ってありますよね。あと雨降りの日には「雨に唄えば」「雨にぬれても」が流れたり する。そういう曲の仲間入りが出来るような曲があったらよかったのになあ、なんて思ってしまうわけです。 　同様のことは、クリスマスソングについての話題として、『N’S　CONNECTION』さんでも触れられております。 　「夏のヒロイン」は代表曲とみなされないためかラジオではほとんど聴くことが無いのがちょっぴり残念です。